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霜の朝 (新潮文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 18780 位
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いい気分、の余韻が残る
藤沢周平の作品の中には、海坂藩もの、江戸市民もの、要するに剣豪もの、とか、ま、あるわけですが。
この江戸市民もののフアンも結構多いはずですね。
とにかく、時代物と言っても、特に強い人も権力者も有名人も出てこない、市井の人間を扱っている。そんな世界が一つ藤沢周平の描くものの側面。でも、その中でも時々、不幸、で終わる、やり切れないものがある。ま、確かに生活って、そんな幸せばっかでない事はよく分かっているし、そのエレジーのようなんがいいと言う部分もわからんでもない。でも読後、なんともやり切れん、そんな気分のは、やっぱ、嫌やな。僕は。
と言うことで、今回のこの霜の朝、はそんなやり切れないもの、ってのはほとんどありません。11編の短い話からなりますが。
基本的に幸せに終わる、少なくとも救われんなんてものはない。
なんのかんのと言っても、いい気分、の余韻が残ります。だから、僕は好きですね。しごくまっとうに。
新潮社
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